キリストはダビデの子であり、アブラハムの子である(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ1:1 イエス・キリストの系図の書。ダビデの子であり、アブラハムの子 である。 マタイ12:42 ……ソロモンの知恵を聞くために………見よ、ソロモンにまさる ものがここにいる。 ガラテヤ3:16 アブラハムに対して約束が語られ……それはキリストのことです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) キリストはダビデの子です。ダビデの子ソロモンは、三つの主要な面でキリスト の予表でした。第一に、彼は王国を受け継ぐキリストの予表でした。第二に、ソ ロモンには知恵があり、知恵の言葉を語りました。マタイによる福音書第12章で、 キリストにも知恵があり、知恵の言葉を語られたのを見ます。この章で、キリス トはご自身のことをさらに大いなるソロモンであると言われました(42節)。ソロ モンよりも大いなる方がいて、知恵の言葉を語られました。キリストの言葉ほど 知恵ある人の言葉はありません。第三に、ソロモンは神の宮を建てました。キリ ストはダビデの子として、神の宮、教会を建造されます。 キリストはまたアブラハムの子です。この系図の書は、キリストがダビデの子ま たアブラハムの子であると言うだけで、他のだれの子とも言っていません。旧約 聖書には、キリストがアブラハムの子であるという明白な予言がありました。イ サクはキリストの予表でした。キリストの予表であるイサクにも、三つの主要な 面がありました。第一に、彼はすべての国民、すなわち、ユダヤ人と異邦人の両 方に祝福をもたらしました。第二に、イサクは死に至るまで神にささげられ、そ して復活させられました(へブル11:17, 19)。第三に、イサクは花嫁をめとりま した。これは約束された方としてのキリストの予表であって、彼はすべての国民 に祝福をもたらし、死に至るまでささげられ、復活させられて、復活の後、彼の 花嫁をめとろうとしておられます(ヨハネ3:29、啓示録19:7)。ある日、アブラ ハムのしもべによって予表されている聖霊は、霊的で神聖で天的なリベカを、天 的なイサクにもたらすでしょう。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第1編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。