地に対する神の主権 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒17:26 また彼は、一人からあらゆる国民を造り、地の全面に住まわせ、予 定された時季と居住の境界を定められました。(27節)それは、彼らに神を求めさ せるためであり、また彼らが神を捜し求めさえすれば、神を見いだすことができ るためです。確かに神は、わたしたち一人一人から、遠く離れておられるのでは ありません。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 第17章26節の「一人」とはアダムです。神はアダムからあらゆる国民を造り、地 の全面に住まわせました。神は予定された時季とすべての国民の住む境界を定め られたと、パウロは指摘しています。ここにわたしたちは、神の主権ある権威を 見ます。神は全地に対する主権者です。神はアダムという一人からあらゆる国民 を造られただけでなく、諸国民の時季と境界をも定められました。アメリカへの 移住の時季と境界は、この言葉の強力な証拠であり、また27節の最初の部分の強 力な証拠でもあります。一見すると、コロンブスがヨーロッパからアメリカへの 道を開いたかのようですが、実はその道を開いたのは神でした。なぜなら、神が その新しい地を発見するための時季を定められたからです。さらにまた、あらゆ る国民の境界線を引かれるのは神です。 ここ第17章でのパウロの宣べ伝えは、とても哲学的です。天地の創造と人類すべ てのための神の備えから、パウロはさらに進んで人類の生存について語ります。 わたしたちは福音の宣べ伝えについてパウロから学ぶ必要があります。わたした ちは創造から始めてもよいのですが、そこにとどまっているべきではありません。 むしろ創造から人の命について語ることに進むべきです。こうする時、わたした ちは人の必要の中心点に触れます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(三)」(1980年版)メッ セージ47から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。