マリヤの賛美(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ1:51 彼は、御腕をもって力ある事を行なわれました。彼は、心の思いが高 ぶっている者を散らされました。(52節)彼は、権力ある者をその王座から引き下 ろし、低い者を高く上げられました。(53節)彼は、飢えている者を良いもので満 たし、富んでいる者をむなしく帰されました。(54節)彼は、永遠にあわれみを覚 えて、彼のしもべイスラエルを助けられました。(55節)彼がわたしたちの父祖、 すなわち、アブラハムと彼の子孫に語られたとおりです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 55節は、神が御言葉を守る際の神の信実さを言っています。神のあわれみは、彼 らの状態を顧みられます。そして彼の信実さは、ご自分の立場を顧みられます。 こうして彼は、彼の恵み深い行為をもって彼らを顧みることができるのです。ア ブラハム、イサク、ヤコブに対する神の約束は、神の信実な言葉でした。今や神 は、それらの約束にしたがって神の民を訪れておられたのです。 マリヤがこの賛美を口にした時、彼女はおそらくまだ二十代の若い女性であった ことでしょう。彼女はとても若かったのですが、自分の救い主また主である神に ついての自分自身の経験に関して、旧約聖書からの引用で構成された賛美をささ げることができました。彼女は、父祖たちに与えられた信実な約束にしたがって、 ご自身の民を顧みる神のあわれみと力あるみわざについて語ることができました。 マリヤの賛美は教理的ではなく、経験的でした。彼女は自分の経験から神を賛美 しました。マリヤは、わたしの霊はわたしの救い主なる神の中で歓喜し、わたし の魂は主を大きく表現する、と言いました。これは経験に基づいていました。そ れから彼女は続けて、卑しい身分にあった民を顧みるあわれみと信実なみわざの 神を賛美しました。神のみわざは、彼の約束にしたがって、すなわち父祖たちに 与えられた彼の信実な言葉にしたがっていました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカによる福音書(一)」(1987年版)メッ セージ4から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。